学校だより
学校だよりNo.166を掲載しました
学校だより
群馬県立盲学校 令和7年11月28日発行 No.166
~ 校訓 学ぶ喜び そして自立へと ~
体験を通して「できる」を広げる!
~学び、深め、表現する
今月の学校だよりでは、校内外で行った様々な活動の様子をお届けします。すべての活動が幼児児童生徒一人一人の可能性を引き出し、「できること」を確かに広げる、貴重な機会となりました。日頃の学習を校外での体験活動で実践し、それを学習発表会という場で表現する。このような学びのサイクルが、幼児児童生徒を大きく成長させています。
秋の遠足(幼稚部)
練習どおりに上手に路線バスに乗って、「るなぱあく」へ行ってきました。たくさん乗り物に乗りました。登録有形文化財のもくばにも乗りました。
るなぱあくの木馬にまたがっている幼児
事前学習の様子(幼小学部)
路線バスに乗る練習をする幼児
券売機の利用練習をしている小学生
修学旅行(小学部)
東京へ行ってきました。国会議事堂では参議院の体験プログラムに参加し、6年生が農林水産大臣として発言しました。東京タワーや本所防災館、東京ソラマチにも行きました。
参議院で農林水産大臣答弁を行っている小学6年生
修学旅行(中学部)
東京へ行ってきました。水上バスやはとバスに乗りました。アクアパーク品川へ行ったり、浅草やお台場を散策したりしました。
浅草での記念撮影
校内学習発表会
中学部・高等部(普通科)合同の和太鼓演奏で開幕しました。幼小学部はダンスや縄跳び、蚕の飼育など授業での取組や修学旅行について発表しました。中学部は日本絹の里での集中学習や修学旅行について、高等部は桐生への校外学習について発表しました。中学部・高等部の体育で取り組んだヒップホップダンスも披露しました。
中学部・高等部普通科合同の和太鼓演奏
蚕の飼育について発表する小学生
日本絹の里での学習について発表する中学生
桐生への校外学習について発表する高校生
学校だよりNo.165を掲載しました
学校だより
群馬県立盲学校 令和7年10月24日発行 No.165
~ 校訓 学ぶ喜び そして自立へと ~
心と体を育む充実の秋
10月は学校行事を通して幼児児童生徒の成長が一段と見られる「実りの月」です。秋ならではの体験を楽しみながら、生き生きと学校生活を送っています。
幼小学部
◆お月見会
お団子を作り、すすきを飾って、お月見会をしました。
◆芋ほり
学校の畑で育てたサツマイモを掘りました。豊作です!
◆校外学習・見学
バスや電車に乗って、クラスごとに、けやきウォーク、県庁・県警、高崎駅へ行きました。学 校ではできない様々な体験をしました。
◆サウンドテーブルテニス(STT)
視覚障害者が行う卓球です。ボールの中に金属の球が入っていて、その音を頼りにプレーします。
中学部・高等部普通科
◆ダンス発表会
中学部と高等部普通科が合同で体育の授業の中でダンスに取り組んでいます。校内で発表会をしました。
◆ラグビー体験(トップアスリート等交流事業)
ラグビー元日本代表で、ワイルドナイツでもご活躍された三宅敬(たかし)さんを招いてラグビーを体験しました。
高等部専攻科
◆施術所見学会
県内外の治療院を訪問し、実際の施術の現場を見学させていただいたり、開業までの話を聞いたりしています。卒業後の進路について考える貴重な機会になっています。
学校だよりNo.164を掲載しました
学校だより
群馬県立盲学校 令和7年9月26日発行 No.164
~ 校訓 学ぶ喜び そして自立へと ~
心に響いた120周年のハーモニー
厳しい残暑が続いていましたが、朝晩は涼しくなり、ようやく秋の気配を感じる季節となりました。
さて、9月18日行われた創立120周年記念演奏会では、保護者の皆様にもご来場いただき、ありがとうございました。蒼羽藝術学園の講師の先生方によるクラリネットやフルート、ピアノの演奏、ソプラノやバリトンの歌声がホールいっぱいに響き渡りました。出演者の皆さんと一緒に「盲学校校歌」、「旅立ちの日に」、「翼をください」を歌い、幼児児童生徒の心にも深く残る、感動的な時間となりました。
クラリネット演奏
一緒に歌いました①
一緒に歌いました②
花束贈呈
本校は1905年(明治38年)に創立し、それ以来120年にわたり、視覚障害のある幼児児童生徒の教育に尽力してまいりました。様々な困難を乗り越えながら、社会で活躍する多くの卒業生の姿は私たちの誇りです。
群馬県立盲学校は、視覚に障害のある幼児児童生徒ために、教育活動の一層の充実に努め、未来へ向けて一歩を踏み出します。
交流学習・オンライン交流について
本校では交流学習に積極的に取り組んでいます。全国的に、盲学校(視覚特別支援学校)の幼児児童生徒数の減少が進み、それに伴って様々な課題が浮き彫りになっています。現在、本校では一人学級が多く、同世代の幼児児童生徒との交流が難しくなっています。そのため、学校間交流や居住地校交流を推進しています。また、県外の盲学校(視覚特別支援学校)とオンラインでの交流も進めています。
小学部では、栃木県立盲学校や北九州視覚特別支援学校、中学部では、千葉県立盲学校とのオンライン交流を実施しています。今後も交流校を広げていく予定です。
学校だよりNo.163を掲載しました
学校だより
群馬県立盲学校 令和7年8月28日発行 No.163
~ 校訓 学ぶ喜び そして自立へと ~
猛暑の夏を乗り越えて
今年の夏休みは、まさに「記録的猛暑」という言葉がぴったりの暑さでした。最高気温が40℃を超える日もあり、誰もが経験したことのないような暑さでした。熱中症に気を付けながら、元気に夏休みを過ごすことができたでしょうか。久しぶりに会う友達や先生と、夏休みの思い出をたくさん語り合ってください。
2学期は修学旅行や学習発表会など大きな行事があります。まだまだ暑い日が続きますので、健康管理に十分気を付けてください。
寄宿舎夏祭り
7月28日(月)に寄宿舎夏祭りを実施しました。寄宿舎の中では模擬店(かき氷、野菜、フランクフルト)や折り紙の体験を行いました。屋外では水遊びやスイカ割りを楽しみました。この日も前橋は38度を超える猛暑でしたが、水分を小まめにとったり、エアコンの効いた部屋で休んだりしながら楽しく過ごしました。
やさいやさん
折り紙体験
水遊び
スイカ割り
盲学校の校舎について ~安全のための工夫を紹介します~
盲学校の校舎には視覚障害のある皆さんが安心・安全に過ごせるよう、様々な工夫が施されています。幼児児童生徒の皆さん、お家の人にいくつ説明できますか?
下の写真では小さくて見えない部分もありますがご容赦ください。
(答えは↓↓↓)
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1. 下駄箱・・・下駄箱の枠に色テープが貼ってあります。自分の場所を分かりやすくするためです。
2. 柱の角の緩衝材・・・校内の角には万一ぶつかってもけがをしないように緩衝材(クッション)が設置してあります。
3. 手すり・・・廊下や階段に手すりを設置しています。
4. 点字(手すり)・・・階段の手すりに点字の表示があります。他にも教室の入り口等に点字の表示があります。
5. 点字ブロック・・・階段や教室の入口に点字ブロックが設置してあります。職員室には警告ブロック(点状ブロック)のほか誘導ブロック(線状ブロック)も設置してあります。
6. 廊下の中央線・・・廊下の中央にザラザラした質感のラインがあります。上履きを履いていても区別できます。安全に歩行できるよう、本校の廊下は右側通行がルールです。
7. 廊下の荷物・・・この写真でも廊下に物を置いていないのが分かります。校内を歩行する際につまずかないにようにするためです。
学校だよりNo.162を掲載しました
学校だより
群馬県立盲学校 令和7年7月18日発行 No.162
~ 校訓 学ぶ喜び そして自立へと ~
一学期が終わりました
皆さんはこの一学期に何ができるようになりましたか?また、できなかったことは何ですか?「終わり」は次への「始まり」でもあります。一学期の取り組みを振り返り、二学期の目標を立てましょう。そして、充実した夏休みにしましょう。
季節の行事を楽しんでいます
梅雨はどこへ行ってしまったのか、毎日、暑い日が続きました。小学部では、学校の近くの長寿庵さんから笹竹を譲っていただき、七夕飾りをしました。皆の願いが叶いますように。
学校での水遊びや、校外での水泳の授業を行いました。皆プールが大好きです。水の感触を楽しみながら、一人一人の課題に取り組みました。
ALTアドバイザーが来校しました
ALTアドバイザーの先生と英語でコミュニケーションを取りながら、様々なゲームを楽しみました。最初は皆、緊張した様子でしたが、先生の自己紹介や母国の話を聞いたり、話したりするうちに緊張もほぐれて、楽しい時間になりました。
もう一つの音楽教室
6月に群馬交響楽団の移動音楽教室を実施しましたが、そこに参加しなかった幼児児童のために、学校で音楽教室を実施しました。すぐ近くで大好きな音楽に触れ、一緒に歌ったり、体を動かしたりしながら楽しい時間を過ごしました。
関東地区の盲学校とオンラインで交流しました
関東地区盲学校生徒会連合の代議員会がオンラインで行われ、高等部普通科の生徒が参加しました。各学校の紹介をしたり、意見交換をしたりして交流しました。
先生も頑張っています ― 職員基礎研修
今年度本校に赴任した職員が、点字や歩行など視覚障害教育に関する様々な研修に取り組んでいます。
校内で白杖の使い方などを学んだ後、学校周辺でアイマスクをして白杖歩行を体験しました。これから児童生徒の歩行指導に生かしていきます。