学校だより
学校だよりNo.167を掲載しました
学校だより
群馬県立盲学校 令和7年12月23日発行 No.167
~ 校訓 学ぶ喜び そして自立へと ~
いよいよ冬休み
~確かな成長を胸に新年を迎える
長かった2学期も振り返ればあっという間で、本日無事に終業式を迎えました。これも保護者の皆様や地域の皆様の温かいご支援のおかげと感謝申し上げます。
9月18日に創立120周年を迎え、記念演奏会を行いました。10月の小学部・中学部の修学旅行、11月の学習発表会などの大きな行事の他、交流学習、避難訓練、ラグビー体験、フォレストリースクール、ガイドメイク講座、柔道体験など多くの行事を行いました。授業に加え、様々な体験を通して幼児児童生徒たちは確実に成長しています。この紙面では全ての取組を紹介できませんが、学校のWebページでご覧いただけますので、ぜひ一度アクセスしてみてください。
幼小学部の買い物学習の様子。
季節の移ろいを肌で感じる行事を大切に
~寄宿舎の取組
今号では寄宿舎の取組を紹介します。寄宿舎には小学部から高等部専攻科まで幅広い年齢の児童生徒が入舎しています。寄宿舎では毎日の生活が自立への歩みです。掃除や洗濯も自分で行います。世代を超えた交流を通して、人間としても成長できる、貴重な場です。
◆ 季節の行事
七夕、十五夜、ハロウィン、クリスマスなど季節に合わせた行事を行っています。ハロウィンではジャック・オ・ランタンを作ったり、仮装したりして楽しみました。
ハロウィン。ジャック・オ・ランタンを持って記念撮影。
◆ 社会体験
近隣のファミリーレストランで誕生日会をしたり、公共交通機関を利用して前橋市街地へ行ったりしています。一人一人の興味・関心に合わせて企画し、体験を広げています。
社会体験の様子。エフエム群馬で記念撮影。
◆ 調理実習
クレープや蒸しパン、寄宿舎南側の畑で穫れたサツマイモを使ってスイートポテトも作りました。
調理実習の様子。畑で穫れたサツマイモでスイートポテト作り。
◆ ○○教室
今年度の新たな取組です。寄宿舎生や寄宿舎指導員が講師となり、得意なことを披露しました。これまでに、マジック教室、手話教室、ストレッチ教室、民俗楽器教室などを実施しました。皆の新たな一面が見られて楽しい活動になっています。
ストレッチ教室。横になって片足を上げている様子。
学校だよりNo.166を掲載しました
学校だより
群馬県立盲学校 令和7年11月28日発行 No.166
~ 校訓 学ぶ喜び そして自立へと ~
体験を通して「できる」を広げる!
~学び、深め、表現する
今月の学校だよりでは、校内外で行った様々な活動の様子をお届けします。すべての活動が幼児児童生徒一人一人の可能性を引き出し、「できること」を確かに広げる、貴重な機会となりました。日頃の学習を校外での体験活動で実践し、それを学習発表会という場で表現する。このような学びのサイクルが、幼児児童生徒を大きく成長させています。
秋の遠足(幼稚部)
練習どおりに上手に路線バスに乗って、「るなぱあく」へ行ってきました。たくさん乗り物に乗りました。登録有形文化財のもくばにも乗りました。
るなぱあくの木馬にまたがっている幼児
事前学習の様子(幼小学部)
路線バスに乗る練習をする幼児
券売機の利用練習をしている小学生
修学旅行(小学部)
東京へ行ってきました。国会議事堂では参議院の体験プログラムに参加し、6年生が農林水産大臣として発言しました。東京タワーや本所防災館、東京ソラマチにも行きました。
参議院で農林水産大臣答弁を行っている小学6年生
修学旅行(中学部)
東京へ行ってきました。水上バスやはとバスに乗りました。アクアパーク品川へ行ったり、浅草やお台場を散策したりしました。
浅草での記念撮影
校内学習発表会
中学部・高等部(普通科)合同の和太鼓演奏で開幕しました。幼小学部はダンスや縄跳び、蚕の飼育など授業での取組や修学旅行について発表しました。中学部は日本絹の里での集中学習や修学旅行について、高等部は桐生への校外学習について発表しました。中学部・高等部の体育で取り組んだヒップホップダンスも披露しました。
中学部・高等部普通科合同の和太鼓演奏
蚕の飼育について発表する小学生
日本絹の里での学習について発表する中学生
桐生への校外学習について発表する高校生
学校だよりNo.165を掲載しました
学校だより
群馬県立盲学校 令和7年10月24日発行 No.165
~ 校訓 学ぶ喜び そして自立へと ~
心と体を育む充実の秋
10月は学校行事を通して幼児児童生徒の成長が一段と見られる「実りの月」です。秋ならではの体験を楽しみながら、生き生きと学校生活を送っています。
幼小学部
◆お月見会
お団子を作り、すすきを飾って、お月見会をしました。
◆芋ほり
学校の畑で育てたサツマイモを掘りました。豊作です!
◆校外学習・見学
バスや電車に乗って、クラスごとに、けやきウォーク、県庁・県警、高崎駅へ行きました。学 校ではできない様々な体験をしました。
◆サウンドテーブルテニス(STT)
視覚障害者が行う卓球です。ボールの中に金属の球が入っていて、その音を頼りにプレーします。
中学部・高等部普通科
◆ダンス発表会
中学部と高等部普通科が合同で体育の授業の中でダンスに取り組んでいます。校内で発表会をしました。
◆ラグビー体験(トップアスリート等交流事業)
ラグビー元日本代表で、ワイルドナイツでもご活躍された三宅敬(たかし)さんを招いてラグビーを体験しました。
高等部専攻科
◆施術所見学会
県内外の治療院を訪問し、実際の施術の現場を見学させていただいたり、開業までの話を聞いたりしています。卒業後の進路について考える貴重な機会になっています。
学校だよりNo.164を掲載しました
学校だより
群馬県立盲学校 令和7年9月26日発行 No.164
~ 校訓 学ぶ喜び そして自立へと ~
心に響いた120周年のハーモニー
厳しい残暑が続いていましたが、朝晩は涼しくなり、ようやく秋の気配を感じる季節となりました。
さて、9月18日行われた創立120周年記念演奏会では、保護者の皆様にもご来場いただき、ありがとうございました。蒼羽藝術学園の講師の先生方によるクラリネットやフルート、ピアノの演奏、ソプラノやバリトンの歌声がホールいっぱいに響き渡りました。出演者の皆さんと一緒に「盲学校校歌」、「旅立ちの日に」、「翼をください」を歌い、幼児児童生徒の心にも深く残る、感動的な時間となりました。
クラリネット演奏
一緒に歌いました①
一緒に歌いました②
花束贈呈
本校は1905年(明治38年)に創立し、それ以来120年にわたり、視覚障害のある幼児児童生徒の教育に尽力してまいりました。様々な困難を乗り越えながら、社会で活躍する多くの卒業生の姿は私たちの誇りです。
群馬県立盲学校は、視覚に障害のある幼児児童生徒ために、教育活動の一層の充実に努め、未来へ向けて一歩を踏み出します。
交流学習・オンライン交流について
本校では交流学習に積極的に取り組んでいます。全国的に、盲学校(視覚特別支援学校)の幼児児童生徒数の減少が進み、それに伴って様々な課題が浮き彫りになっています。現在、本校では一人学級が多く、同世代の幼児児童生徒との交流が難しくなっています。そのため、学校間交流や居住地校交流を推進しています。また、県外の盲学校(視覚特別支援学校)とオンラインでの交流も進めています。
小学部では、栃木県立盲学校や北九州視覚特別支援学校、中学部では、千葉県立盲学校とのオンライン交流を実施しています。今後も交流校を広げていく予定です。
学校だよりNo.163を掲載しました
学校だより
群馬県立盲学校 令和7年8月28日発行 No.163
~ 校訓 学ぶ喜び そして自立へと ~
猛暑の夏を乗り越えて
今年の夏休みは、まさに「記録的猛暑」という言葉がぴったりの暑さでした。最高気温が40℃を超える日もあり、誰もが経験したことのないような暑さでした。熱中症に気を付けながら、元気に夏休みを過ごすことができたでしょうか。久しぶりに会う友達や先生と、夏休みの思い出をたくさん語り合ってください。
2学期は修学旅行や学習発表会など大きな行事があります。まだまだ暑い日が続きますので、健康管理に十分気を付けてください。
寄宿舎夏祭り
7月28日(月)に寄宿舎夏祭りを実施しました。寄宿舎の中では模擬店(かき氷、野菜、フランクフルト)や折り紙の体験を行いました。屋外では水遊びやスイカ割りを楽しみました。この日も前橋は38度を超える猛暑でしたが、水分を小まめにとったり、エアコンの効いた部屋で休んだりしながら楽しく過ごしました。
やさいやさん
折り紙体験
水遊び
スイカ割り
盲学校の校舎について ~安全のための工夫を紹介します~
盲学校の校舎には視覚障害のある皆さんが安心・安全に過ごせるよう、様々な工夫が施されています。幼児児童生徒の皆さん、お家の人にいくつ説明できますか?
下の写真では小さくて見えない部分もありますがご容赦ください。
(答えは↓↓↓)
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1. 下駄箱・・・下駄箱の枠に色テープが貼ってあります。自分の場所を分かりやすくするためです。
2. 柱の角の緩衝材・・・校内の角には万一ぶつかってもけがをしないように緩衝材(クッション)が設置してあります。
3. 手すり・・・廊下や階段に手すりを設置しています。
4. 点字(手すり)・・・階段の手すりに点字の表示があります。他にも教室の入り口等に点字の表示があります。
5. 点字ブロック・・・階段や教室の入口に点字ブロックが設置してあります。職員室には警告ブロック(点状ブロック)のほか誘導ブロック(線状ブロック)も設置してあります。
6. 廊下の中央線・・・廊下の中央にザラザラした質感のラインがあります。上履きを履いていても区別できます。安全に歩行できるよう、本校の廊下は右側通行がルールです。
7. 廊下の荷物・・・この写真でも廊下に物を置いていないのが分かります。校内を歩行する際につまずかないにようにするためです。