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学校だより
群馬県立盲学校 令和6年10月1日発行 No.156
~ 校訓 学ぶ喜び そして自立へと ~
盲学校の夏
今年の夏も記録的な暑さでした。朝晩はようやく秋めいてきましたが、まだまだ蒸し暑い日がありますので熱中症に注意しましょう。今号ではこの夏の行事等を紹介します。
夏祭り(寄宿舎)
7月29日(月)に寄宿舎で夏祭りを実施しました。本校に通う幼児児童生徒と家族が参加して、スイカ割りや水遊び、スライムづくりなどを楽しみました。
基礎研修<白杖歩行>
8月1日(木)に今年度本校に赴任した職員が学校周辺の道路や交差点で、アイマスクを着けて白杖歩行の研修を行いました。
パリ パラリンピック 2024
8月28日(水)~9月8日(日)にパリで開催されたパラリンピックに卒業生の唐澤剣也さん(陸上)、園部優月さん(ブラインドフットボール)が出場しました。唐澤選手は5000m(T11)で銀メダルを獲得、1500m(T11)で4位に入賞しました。ブラインドフットボールは残念ながら勝利できませんでした。唐澤選手も園部選手もこれから、ますますの活躍が期待されています。 9月...
(テキスト版)点字通信第14号(PDF版)点字通信第14号
点字通信第14号
令和6年9月17日(火)発行
点字通信第14号は、本校南校舎2階にある資料室の紹介です。
<資料室について>
本校南校舎2階には、これまでの本校の学習教材を保管した資料室があります。古いものでは、大正時代に使われていた教科書もあり、全国の盲学校の資料室の中でも、5本の指に入るほど、貴重な資料が収納された部屋だそうです。
まず、南側の窓際には、様々な点字製版機が置かれています。
木製足踏み式軽便点字製版機(昭和38年)
鉄製足踏み式点字製版機(昭和47年)
電動式点字製版ローラー(昭和60年代)
現在ではパソコンで点訳し、多数の点字印刷物を作ることができるようになりました。しかし、それ以前の時代では、膨大な労力と時間を費やしながら作成していました。
1枚の亜鉛板や塩ビ板を二つ折りにして、点字製版機で点字を刻印していきます。指だけでなく、足で踏みながら刻印していくのには、熟練した技能が必要でした。また、間違えを修正することも大変で、例えば、「あみ」と書こうと思っていたのに、「あめ」と書いてしまった場合、金属の棒を4...
群馬県立盲学校YouTube公式チャンネルに「白杖歩行の紹介」を公開しました。
どうぞご覧ください。
https://youtu.be/Suiwc824Bhc
(テキスト版)点字通信第13号(PDF版)点字通信第13号
点字通信第13号
令和6年7月12日(金)発行
触ってわかる!~新しいお札編~
今年7月3日に新しいお札が発行されました。これに伴い、触ってお札を区別することができる工夫も、よりわかりやすいように一新されました。点字通信第11号の「触ってわかる!~現行のお札編~」と比較してお楽しみください!
1つめはお札の横幅についてですが、これは変更がありませんでした。
2つめは「識別マーク」についてです。新しいお札では、識別マークの形はどのお札でも共通になり、マークがついている位置によって触り分けができるようになりました。 識別マークが付いている面がお札の表で、マークの形は11本の斜線です。以前のものは幅1mmにも満たない細い長さ1cmほどの線や5mm程度の八角形であったのに対し、あたらしいものは斜線全体で1cm×2cmくらいのサイズがあり、「縦線がたくさん並んで横長の長方形を形作っている」という感じの触り心地です。 1万円は縦の短い辺の中央にあります。お札の左右に付いているイメージです。5千円は横の長い辺の中央です。お札の上下にある感じです。千円...
(テキスト形式)点字通信12号(PDF形式)点字通信12号
点字通信第12号
令和6年5月31日発行
点字ICTって何?
携帯型の点字電子機器を見かけたことはあるけれど、実はよく知らないという方も多いのではないでしょうか? そこで今回は、点字ICTの中でもメジャーなブレイルセンスとブレイルメモについて取りあげます。 点字ICTのうち、点字電子手帳、あるいは複合型点字情報端末と呼ばれるこれらの機器の一番の特徴は、6点入力用キーボードと、下部にある点字ディスプレイです。6つのピンがそれぞれ独立して出たり引っ込んだりすることで、凹凸を作り、点字を表示します。標準点字盤と同じ1行32マスの点字ディスプレイがついたサイズと、持ち運びに便利なように、それより一回り小さくしたものが発売されています。音声ガイドも内蔵されているので、点字には不慣れだけれど、読み書き能力を向上させたいというユーザーにも安心な設計となっています。 どちらの機器も点字の読み書きが機能の中心です。点字文書の作成や編集のほか、ワードやエクセルのファイルも読めるようです(機種により、別途拡張有料ライセンスが必要)。デイジー図書や音楽の録音・再生機...
群馬県立盲学校高等部専攻科(あん摩・はり・きゅう課程)
盲学校専攻科生徒募集相談会
盲学校の職業教育課程(専攻科)生徒募集相談会に来てみませんか?
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1 対象者 見えにくさにより生活やお仕事に不安がある方、そのご家族。 見え方に不安があり、あん摩・はり・きゅうでの職業自立をお考えの方。
2 日時 第1回 令和6年8月22日(木) 10:00~11:45(終了しました) 第2回 令和6年10月28日(月) 10:00~11:45
3 会場 群馬県立盲学校大会議室
4 日程・内容(第1回・第2回とも同じです) 受付 9:45~10:00 開会行事 10:00~10:05 学校紹介、専攻科の教育内容、学習支援、補助具等の説明 10:05~10:40 休憩 10:40~10:45 校内見学 10:45~11:20 個別相談 11:20~11:45
5 お申し込み・お問い合わせ 参加希望の方は、開催日の3日前までにお申し込みください。 会場は感染症予防のため常時換気をしております。発熱等体調不良がみられた際は、来校前に担当までご連絡ください。
詳...
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学校だより
群馬県立盲学校 令和6年7月1日発行 No.155
~ 校訓 学ぶ喜び そして自立へと ~
体験的学習を大切に
盲学校では体験的学習を大切にしています。例えば、歩行練習では、校内外を安全に歩けるよう、年齢に応じて空間把握や白杖を使う練習をしています。「歩行」は社会的自立のために大切な取り組みの一つです。 校外での活動も充実しています。1学期の学校行事をご紹介します。
校外学習(幼小学部)
6月6日(木)にAuto Mirai 華蔵寺遊園地へ行きました。普段はそれぞれの教室で勉強していますが、みんなで仲良くいろいろな乗り物に乗りました。
校外学習(中学部)
5月30日(木)に道の駅甘楽、甘楽ふるさと館へ行き、うどん打ち体験をしました。お昼は自分たちで作ったうどんに天ぷらもつきました。最高に美味しいうどんでした。
交通安全教室(中学部・高等部)
6月5日(水)に学校から前橋駅までの通学路の安全確認をしながら歩いて行きました。前橋駅では構内の点字や点字ブロックの確認、券売機の使用方法の確認や電車の乗車体験を行いました。
盲学校は工事中? この壁...
今年度版の学校案内リーフレットを公開しました。
以下のリンクよりご覧ください。
https://mogakko-ses.gsn.ed.jp/school_info
各学部学科の教育課程表を掲載しました。
以下のリンクよりご覧ください。
幼稚部の教育課程表
小学部の教育課程表
中学部の教育課程表
高等部普通科の教育課程表
高等部専攻科の教育課程表
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学校だより
群馬県立盲学校 令和6年4月23日発行 No.154
学校教育目標
(1) 学ぶことを喜びとする幼児児童生徒を育成する。
(2) 自他ともに大切にする幼児児童生徒を育成する。
(3) 社会参加・社会的自立をする幼児児童生徒を育成する。
校訓
「学ぶ喜び そして自立へと」
今年度、学校教育目標を新たに制定しました。校訓は学校教育目標を端的に示したものです。
学校がどのような幼児児童生徒の育成を目指しているのか、明確にしました。この目標を職員・保護者・幼児児童生徒、そして地域の皆様と共有し、学校・保護者・地域が一体となって幼児児童生徒の成長をサポートしていきたいと考えています。
「学校だより」を通して、本校の取り組みを皆様にお知らせしていきます。今後とも本校の活動にご理解とご協力をお願いいたします。
入学式 4月8日(月)
本校体育館で入学式を行いました。今年度より盲学校での生活を始める幼児児童生徒の新たな門出を在校生と共に祝いました。
ぐんもーちゃん
群馬県立盲学校のマスコットキャラクターです。6つの星は六星(点字)を表しています。
群馬県教育委員会より示されております「提言R6」について、本校ホームページにも掲載しましたので、以下のリンクよりご覧ください。
https://mogakko-ses.gsn.ed.jp/outgoing/intiatives
令和6年度学校安全計画を公開しましたのでご覧ください。
令和6年度学校安全計画(pdf形式)
下記リンクよりご覧ください。
令和5年度群馬県立盲学校学校評価一覧表(pdf形式)
小学部4・5年生と中学部3年生を対象に、筑波技術大学の先生をお招きし、プログラミング出前講座が開催されました。
小学部児童を対象とした授業は、Code Jumperという視覚障害のある子どもたちのためにMicroSoftが開発した、パーツを組み合わせることでプログラミングが構成される学習用ツールを利用して行われました。一つ一つのパーツを効率よく組み合わせることで、きらきら星の歌が流れたり、チューリップの音楽を奏でたりできるよう、プログラミングの基礎となる順次や繰り返し(ループ)の考え方を学びました。試行錯誤しながら組み立て、成功し正しく音楽が奏でられると満足そうな表情を浮かべるなど楽しみながらプログラミングを学んでいる様子が見られました。
中学部生徒を対象とした授業は、VBScriptによるプログラミング学習を行いました。条件分岐や乱数、配列など筑波技術大学の先生があらかじめ作成したプログラミングコードの説明を聞いて、それを改変・実行することで、コードの構成などを学びました。「なるほど!」「そういうことか!」とコードの内容が分かると喜びながら集中して取り組んでいました。
点字通信第11号.pdf
点字通信第11号.txt
点字通信第11号
触ってわかる!~現行のお札編~
みなさんのお財布に入っているお札。このお札には触って確認できる工夫がされていることをご存じでしたか?お札を触って区別する方法を一緒に見ていきましょう。
1つめはよく知られていることですが、お札の横幅の長さが違います。高額なお札ほど横幅が長く、1万円札と5千円札は4mm、5千円札と千円札は6mmの差があります。最近は見かけませんが、2千円札は5千円札とは2mm、千円札とは4mmの差があります。
2つめは、「識別マーク」というものが付けられています。お札表面の下の両角(りょうかど)に、
1万円札はカギ型、5千円札は八角形、千円札は横棒、2千円札は点字の「に」が、
盛り上がったインクで印刷されていて、さわり分けることができます。5千円札の識別マークはさすがに触って八角形とはわからないと思いますが。
3つめは、1万円札と5千円札にはホログラムが印刷されています。左の識別マークの右側にあり、他の部分よりもつるっとしたさわり心地になっています。千円札にはなく、少しざらついた感触です。
※2014年に、5...
1月19日(金)の5・6時間目に中学部で球技大会を行いました。12月の生徒会役員選挙で発足した新体制の生徒会で実施する初めての行事でした。
今年度は、ボウリングを行いました。全員が楽しめるよう、ルールや道具について話し合ったり、生徒会長の挨拶や選手宣誓の練習をしたりと、一生懸命準備をしました。
当日は、ピンを数える係・立てる係・点数を集計する係・ボールを渡す係など、それぞれが担当の係に責任をもって取り組み、協力して進行することができました。
クラスごとのチームに分かれ、投球する順番を話し合ったりボールを選んだりと作戦を立てて戦いました。ピンを倒すと敵味方関係なくみんなで喜び合い、とても盛り上がりました。
点字通信第10号(問題)PDF形式.pdf
点字通信第10号(問題)テキスト形式.txt
点字通信第10号
群馬県立盲学校 点字係
令和5年12月15日(金)発行
今回は「点訳間違い探し」です。1文に1つ、点字表記上の誤りがあります。「み」が「も」になっている、「。」が「!」になっている、マスあけの数が多い、等々です。
間違い探しをしながら、4月から12月までの学校行事を振り返ってみましょう。
答え(PDF版、テキスト版)は、ページ最後部のデータをご覧ください。
4月
春です! 新しい児童・生徒・職員の皆さんをお迎えしました。
5月
今年度最初の中間試験、生徒の皆さんは力を発揮できたでしょうか?
6月
専攻科の皆さんは解剖見学実習で学びに感謝しました。
7月
不審者避難訓練が行われました。
9月
中学部の皆さんは職場体験、普通科の皆さんは就業体験、頑張りました。
10月
幼小学部・中学部の皆さんはフォレストリースクールを楽しみました...
点字通信 9号(PDF形式).pdf
点字通信 9号(テキスト形式).txt
点字通信第9号
群馬県立盲学校 点字係
令和5年11月1日(水)発行
点字の日 校内放送より
~点字投票について~
11月1日は何の日かご存じですか?答えは日本の点字が誕生した日です。1890年の今日、我が国の点字は生まれました。
今日は少しの間、点字にまつわるお話をさせていただきたいと思います。
ところで、今年の7月23日に群馬県で何が行われたか知っている人はいますか?答えは群馬県知事選挙です。私(新楽)も点字で期日前投票をしてきました。この時間は、点字投票についてお話します。
1925年、世界で初めて点字による投票が行われました。どこの国だと思いますか?答えは、なんと私たちが住む日本です。フランスのルイ・ブライユが世界で初めて点字を考案したのが1825年。それから100年が経過してもフラ...
児童生徒が授業で制作した絵画・工芸作品を中心に、およそ20点を展示いたします。
日時:令和6年1月26日(金)から1月30日(火)まで
時間:9:00から17:00まで(初日は12:00から、最終日は15:00まで)
場所:群馬県庁2F 県民ギャラリー(北側壁面)
なお、この作品展は「群馬県特別支援児童生徒作品展示会」と同時開催で、群馬県立二葉特別支援学校と共催となります。
12月7日(木)、本校体育館において、全校児童生徒を対象とした交通安全教室が開催されました。この行事には、本校卒業生で東京パラリンピック陸上銀メダリストの唐澤剣也さんが来校しました。
唐澤さんから、交通安全に関するご自身の体験談を語っていただき、知らない土地へ行った際に苦労したこと、ご自身の体験に基づく移動方法の工夫などについて聞くことができました。また、伴走者の小林さんからは、屋外で練習する時に、交通安全上気をつけていることについてのお話を聞くこともできました。
講演の後には、体育館の中を唐澤さんが伴走者と一緒に走り、そのすぐ後に続いて児童生徒たちも走りました。唐澤さんのスピードの速さに、児童生徒たちは驚きを隠せませんでした。
最後に、前橋警察署の警察官の方から、日没時刻が早くなっているこの時期、反射板が有効であることを教えていただきました。児童生徒たちは、実際に反射板を手にし、自分の靴などに貼って、交通安全に対する意識向上につなげることができました。