幼児児童生徒の活動

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【小・中学部】プログラミング出前講座

小学部4・5年生と中学部3年生を対象に、筑波技術大学の先生をお招きし、プログラミング出前講座が開催されました。

小学部児童を対象とした授業は、Code Jumperという視覚障害のある子どもたちのためにMicroSoftが開発した、パーツを組み合わせることでプログラミングが構成される学習用ツールを利用して行われました。
一つ一つのパーツを効率よく組み合わせることで、きらきら星の歌が流れたり、チューリップの音楽を奏でたりできるよう、プログラミングの基礎となる順次や繰り返し(ループ)の考え方を学びました。
試行錯誤しながら組み立て、成功し正しく音楽が奏でられると満足そうな表情を浮かべるなど楽しみながらプログラミングを学んでいる様子が見られました。

中学部生徒を対象とした授業は、VBScriptによるプログラミング学習を行いました。条件分岐や乱数、配列など筑波技術大学の先生があらかじめ作成したプログラミングコードの説明を聞いて、それを改変・実行することで、コードの構成などを学びました。「なるほど!」「そういうことか!」とコードの内容が分かると喜びながら集中して取り組んでいました。

小学生のプログラミング講座の様子1

小学生のプログラミング講座の様子2

中学生のプログラミング講座の様子

【全校行事】交通安全教室

 12月7日(木)、本校体育館において、全校児童生徒を対象とした交通安全教室が開催されました。この行事には、本校卒業生で東京パラリンピック陸上銀メダリストの唐澤剣也さんが来校しました。

 唐澤さんから、交通安全に関するご自身の体験談を語っていただき、知らない土地へ行った際に苦労したこと、ご自身の体験に基づく移動方法の工夫などについて聞くことができました。また、伴走者の小林さんからは、屋外で練習する時に、交通安全上気をつけていることについてのお話を聞くこともできました。

唐澤選手の講演

 講演の後には、体育館の中を唐澤さんが伴走者と一緒に走り、そのすぐ後に続いて児童生徒たちも走りました。唐澤さんのスピードの速さに、児童生徒たちは驚きを隠せませんでした。

唐澤選手と走る

 最後に、前橋警察署の警察官の方から、日没時刻が早くなっているこの時期、反射板が有効であることを教えていただきました。児童生徒たちは、実際に反射板を手にし、自分の靴などに貼って、交通安全に対する意識向上につなげることができました。

【高等部専攻科】施術所見学会が行われました

 10月11日(火)、14日(金)、27日(木)に専攻科1・2年生の施術所見学会を実施しました。

 各クラスそれぞれ「からだの地図帳」、「NEXTコミュニティケアセンター前橋南町」、「龍華鍼灸院」、「デイサービスかなん」の見学を行いました。デイサービスや治療院の実際の話を聞いたり、機能訓練や治療を見学したり体験することができ、今後の学習や進路を考える良い機会となりました。

 

鍼灸院の院長先生が、生徒の肩に鍼施術をしているところ

田島健太さん、全国盲学校弁論大会全国大会準優勝!!

 10月7日(金)、岡山県立岡山盲学校を会場に第90回全国盲学校弁論大会全国大会が行われ、関東甲信越地区代表として高等部普通科2年田島健太さんが出場しました。

 田島さんは、「一歩踏み出した」と題し、現状の狭い世界から一歩踏み出そうと、明石塾に参加したこと、ゴールボール代表合宿に参加したことの2つの経験から、「自ら何かを変えようという気持ちがなければ何も変わらない」ということを学び、これからも一歩ずつ未知の世界に踏み出していきたいと述べ、全国7地区から選ばれた総勢9名の弁士による白熱した弁論のなか、見事準優勝に選ばれました。

 この大会の模様は、NHKラジオ第2で10月23日(日)午前7時30分〜8時00分、再放送は同局で23日(日)午後7時30分〜8時00分、29日(土)午後3時15分〜3時45分に放送されます。

(スマートフォン等のアプリ「らじるらじる」の見逃し配信でもお聴きいただけます。)

1位~3位の受賞者での記念写真

    【大会結果】

優勝 神戸市立盲学校高等部普通科3年 浅井花音さん
演題名「母が教えてくれたこと」

準優勝 群馬県立盲学校高等部普通科2年 田島健太さん
演題名「一歩踏み出した」

3位 山口県立下関南総合支援学校高等部普通科2年 河村真帆さん
演題名「ことばの力」

【高等部普通科】関東甲信越地区盲学校弁論大会が開催されました。

 7月15日(金)関東甲信越地区盲学校弁論大会が本校主管で開催されました。7都県の中学部・高等部から12名がオンラインで参加し、本校からは普通科3年山崎健太さんと、2年田島健太さんが出場しました。緊張する中でも堂々とそれぞれの思いを熱く語ることができました。普通科の生徒や教員を中心に視聴して応援しました。どの弁士の弁論も甲乙つけがたくすばらしいものでしたが、その中で田島健太さんの「一歩踏み出した」が2位に入賞し、10月に開催される全国盲学校弁論大会に派遣されることとなりました。

普通科3年山崎健太さん「人と関わるってめんどくさい?」普通科3年山崎健太さん「人と関わるってめんどくさい?」(zoom映像)

普通科2年田島健太さん「一歩踏み出した」普通科2年田島健太さん「一歩踏み出した」(zoom映像)

 

    【結果】

1位 山梨県立盲学校高等部普通科2年 楠光翔(くすのきあきと)さん
演題名「暗闇を照らす太陽」

2位 群馬県立盲学校高等部普通科2年 田島健太(たじまけんた)さん
演題名「一歩踏み出した」

3位 筑波大学附属視覚特別支援学校高等部普通科3年 川本一輝(かわもとかずき)さん
演題名「普通」

上位2名が全国盲学校弁論大会へ関東甲信越地区代表として派遣されます。

 

司会の様子(バーチャル背景)司会の様子(zoom映像、バーチャル背景)

会場の様子会場の様子

評論の様子評論の様子(zoom映像)

 

【全校行事】震災避難訓練を行いました

 5月17日(火)に震災避難訓練を実施しました。今回は、事前に日時を伝えずに訓練を行いました。児童生徒はヘルメットをかぶりながら、「お・は・し・も」を守り、安全に避難することができました。

 また、災害時に避難所で使用される避難グッズの組み立て・体験をしました。段ボールベッドを組み立て、人が寝られるくらい丈夫だということを体感したり、間仕切りや簡易テントを組み立て、避難所での一人分のスペースを体験したりしました。体験を通して、避難所での実際の生活を学ぶことができました。

簡易テント組み立ての様子簡易テント組み立ての様子

組み立てた段ボールベッドを体験している様子組み立てた段ボールベッドを体験している様子

【高等部】校内弁論大会を行いました。

 5月13日(金)令和4年度校内弁論大会が行われ、普通科から3名の生徒が弁士として参加しました。
校内弁論大会とは、関東甲信越地区盲学校弁論大会の校内予選です。今年度は、本校が関東甲信越弁論大会の主管校であるため、参加者から2名、本校の代表に選出されます。

 当日の発表に向けて、それぞれ国語の授業や家庭で原稿を作成したり、発表練習をしたりして準備を重ねました。当日は、一人ひとりが思いの詰まった弁論をし、弁論後には、生徒や教員からの質問にも答えました。聞いていた生徒の皆さんは静かに耳をすませて聴き入り、大きな拍手で称えていました。

 最後に教頭先生から講評をいただきました。「3名の弁論は、共通して自分の経験を元に話をし、自分から動き出すことの大切さや、周りの人たちの温かさ、自分から動かないと出会えないことを語っていた。障害によりためらったり尻込みをしたりすることがあるかもしれないが、弁論の中にもあったように、自分を放り投げてみることが成長には大切。自分の考えをまとめて発表することは大切なこと、これからもチャレンジしていって欲しい。」というような内容を話されました。                                         

弁士の発表の様子1 弁士の発表の様子2 教頭先生の講評の様子

第1回校内点字競技会を行いました。

 4月13日(水)5校時に、今年度第1回校内点字競技会を行いました。学期始めに行うこの点字競技会は、現時点での点字学習の状況をつかみ、これからの目標を立てるために行っています。今年度は、小学部1名、中学部2名、高等部3名が参加しました。種目は、タイプライターによる点字の50音書き・転写・聴写、点字盤によるメ書き・50音書き・転写・聴写、そして触読があります。種目ごとに校内等級基準があり、進級すると認定証が出ます。全学部一緒に取り組むことで、お互いに刺激され切磋琢磨しています。参加する児童生徒の皆さんは、さらに学習を積んで、新たな種目に挑戦したり、上を目指したりして頑張っています。

 今年は、2年に一度の全国盲学生点字競技会が11月にあります。参加すると全国レベルでの自分の位置を知ることができます。

事前の注意を聞いている参加者の後ろ姿
<事前の注意を聞いている参加者の後ろ姿の写真>

 

パーキンスで50音書きに取り組んでいる生徒
<パーキンスで50音書きに取り組んでいる生徒の写真>

【高等部】定例生徒総会が行われました。

 4月22日(金)6校時に体育館にて高等部定例生徒総会が行われました。昨年度の事業報告、決算報告や、今年度の事業案、予算案、高等部部活についての提案がありました。生徒会執行部員や、議長(副議長)のスムーズな進行により、無事、すべて承認されました。未だコロナの流行が収まらず、県外の行事はオンラインなどへの行事の変更や中止を強いられていますが、生徒の皆さんで知恵を出し合い、力を合わせて、よりよい高校生活、よりよい群盲にしていってくれると信じています。

高等部定例生徒総会全体の様子
<高等部定例生徒総会全体の様子の写真>

 生徒会執行部員が報告している様子
<生徒会執行部員が報告している様子の写真>

議長副議長が司会進行している様子
<議長副議長が司会進行している様子の写真>