各種補助具
  • 近用弱視レンズ
 接近視の際、網膜像を拡大するのに用います。近づけば見える場合には必要ないのですか、多くの弱視児者では、近づいても見えない場合が多く、レンズが必要になります。見る対象や場面によリ様々なレンズを使い分けます。
 補助具のレンズ(1)
  • A ポケット型
    外出時に携帯したり、辞書を引く時等、短時間使う場合に使います。

  • B 手持ち型
    接近視が連続する場面では片手がふさがり不便ですが、授業中に黒板を見たりノートを取ったりというような場面では使しやすいレンズです。

  • C 柄はありませんが手持ち型です。
    倍率は20倍です。倍率が高くなるとレンズ径が小さくなり視野が小さくなってしまいます。
  • D スタンド型
    視対象につく位の距離で見ます。
  • E メガネ型
    メガネのツルに取り付けて使います。裁縫や工作などの場面では両手が使えるため便利です。また連続して読書をするような場合にも両手で本を固定できるため疲れにくくなります。

  • 遠用レンズ
補助具のレンズ(2)
 黒板や時刻表、遠くの風景などを拡大してみるのに使います。弱視児・者の場合、両眼の視機能に差がある逼合か多いこと、また携帯性から、単眼鏡が便われます。 視力0、3未満の場合、教育の場で視覚的な配慮が必要とされていますが、この基準は、視力0、3未満では、座席か前列でも板書文字のすべてを読み取るのが不可能だという理由からです。
 理科の実験で危険なために近づいて見ることかできない、博物館や美術館の見学で、ガラスケースに入っているため、近づくことができない。これらの場合にも単眼鏡は有効です。

  • 遮光レンズ
補助具のレンズ(3)
 まぶしさが強い場合にかけます。弱視児・者の場合には、まぶしさを強く感じる場合も多く、屋外での活動には必要とされる場合が多いのです。