支援内容
子育て支援
 子育てには不安やとまどいがついて回リます。特に見えない、見えにくい子供たちの示すサインはどうとらえたらいいのか不安になることも多いのではないでしょうか。そのサインを―緒に受け止め、どう関わり、どのように育てていけばいいのかを支援しています。
 乳幼児期は、発達が最も著しく、速い時期です。この時期に視覚や視覚以外の感覚を効果的に活用し、うまく組み合わせて使えるようになることが大切です。「早期からの諸感覚の有効な使い方」や、「発達を促すための日々の教育的な配慮」を、ご家族や保育園・幼稚園の先生方と一緒に具体的に考えていきます。

就学準備
 小学校に入学すると文字を使った学習がスタートします。 文字を使って学習を進めるには、遊びを中心とした生活に必要な視力よりも高い視力と目を上手に使う力が必要になります。このため、「入字前は元気に飛び回っていたの・・・」ということが起こりがちです。 見えにくさや視覚の発達に応じた支援の方法を考え、字校生活に適応するための技能を身につけておくことにより、学校生活を充実したものにすることが出来ます。字校の受け入れ体制を整えることも大切です。そのためのトレーニングや情報提供、アドバイスを行っています。
 

学習支援
 見えにくい子供たちが、学習を道める上で必要な技能を身につけるお手伝いをします。また、学習しやすい環境づくりや、指導上のエ夫について―緒に考えます。 学校では、「集団の中で、みんなと同じスピードで」と求められることが多く、能率を上げるための工夫が必要です。
 また、学校での学習では、学習内容の変化にともなって、求められる能力や技能が変わってきます。「定規を使う」、「地図帳を使った学習」、「はさみやカッターを使う」など、それぞれの学習を円滑に進めるための技能習得、方法の工夫、教材・教具の紹介や学習用具等の使用訓練を行っています。

その他
  • 生活の「節目」の時期には、目の問題について考えなければならないことが多くなります。そんな時に必要な情報を提供しています。
  • 学習や学校生活上の問題に限らず、子供たちの日常生活の様々な場面での、見えにくさの改善のためのエ夫、取り巻く人たちの支援の方法などについてもご相談ください。
  • 乳幼児や学齢期のお子さんに限らず、成人の方の相談にも応じています。