視覚的認知
 視知覚とは、「視覚的刺激を認知して弁別し、それらの刺激を過去の経験に照らして解釈する力」のことです。
 弱視児は、日常生活の多くの場面で見えにくい状況に遭遇します。そのために、晴眼児とは違った認知状況に置かれることになります。弱視児は眼の精度ぎりぎりの刺激を認知せざるをえない状況に置かれているために、晴眼児ならば一瞬にして認知できるものでも、弱視児の場合は、推測という知的作用か介入してはじめて認知できることになります。
 いくら網膜に像を結んでもそれが何であるかを知らなければ、認知はできません。弱視児においては、絵を見て、それが何であるかわからない原因か、その絵が見えないためでなく、それを知らないことによる場合も多いのです。
 弱視児であってもいろいろな工夫によって、形態についての正確なイメージを数多く頭の中に蓄積することかできれば、認知力を高めることが可能です。
 弱視者の場合、現在かかえている見えにくさか同じであったとしても、その発生か幼小児期であった場合と、成人してからの場合では、「視知覚」に関して大きな違いが生まれる可能性があります。
 視覚障害発生までに視経験を積み重ねてきた場合、視知覚は発達しています。このために対象を明確に認識できるような補償をしていくことが対応の中心になります。低年齢での発生の場合には、これに加えて視覚的認知能力を高める指導が重要になります。

 弱視者の場合、現在かかえている見えにくさが同じであったとしても、その発生が幼小児期であった場合と、成人してからの場合では、「視知覚」に関して大きな違いが生まれる可能性があります。 視覚障害発生までに視経験を積み重ねてきた場合、視知覚は発達しています。このために対象を明確に認識できるような補償をしていくことが対応の中心になります。低年齢での発生の場合には、これに加えて視覚的認知能力を高める指導か重要になります。

 





文字の横線か消えています。しかし、これが「現代用語の基礎知識」と読めるのは、明朝体の字体を知っていたり、こういう本があることを知っていたり、言葉の前後の関係から単語が推測できるからです。