幼児児童生徒の活動
【小学部・高等部普通科】プログラミング出前講座
今年度も筑波技術大学情報システム学科の先生をお招きし、小学部4・5年生と普通科2年生を対象に、それぞれ授業を行いました。
小学部児童を対象とした授業では、バーコードを題材に、チェックデジット(読み誤りや誤入力、偽造などを防止するために付加されている数字のこと)の仕組みを学びました。
いくつかのお菓子の箱をチェックリーダーで読み取り、バーコードの数字の並びを比較し、バーコードは、国番号(日本なら45または49)+メーカー番号+商品番号+チェックデジットの並びであることを学びました。その後、チェックデジットの計算方法を学び、最後に自分でバーコード作成をしました。
小学部の授業の様子
バーコードリーダでバーコードを読み取っている様子
バーコードを比較している様子
自分で作成したバーコード
作成したバーコードをパソコンのカメラで読み取り、チェックしている様子
普通科生徒を対象とした授業では、プログラミング言語Python(パイソン)を行いました。まずは音声読み上げに対応するWindowsパソコンでの環境構築を教えてもらい、設定しました。その後、ハノイの塔を題材に、プログラミングを行いました。3Dプリンタで作成したハノイの塔の模型を基に題材を把握し、数列を理解し、その後プログラミングコードで計算式を求めていきました。
最後にパソコン内蔵カメラを制御するコードなどを教わり、プログラミングすることでできるいろいろな可能性について学ぶなど、とても興味深い内容を教わることのできた時間となりました。
普通科生徒の授業の様子
ハノイの塔の題材を学習している様子
【高等部】普通科卒業証書授与式、専攻科修了証書授与式
令和7年3月3日 高等部普通科卒業証書授与式、専攻科修了証書授与式が行われ、普通科生徒2名、専攻科生徒2名が本校を巣立っていきました。
3年間で大きく成長した4名それぞれが、社会で活躍してくれることを願っています。
【寄宿舎】卒業を祝う会を行いました
2月26日(火)に卒業を祝う会を行いました。今年度寄宿舎からの卒業生は、小学部、中学部、高等部合わせて5名でした。一人一人あいさつをいただき、在舎生から贈る言葉をもらっていました。ピアノ演奏もあり心温まる会になりました。
【高等部普通科】フラワーアレンジメント教室を行いました
2月26日(水)に日本フラワーデザイナー協会から3名の講師に来校していただき、高等部普通科生徒3名がフラワーアレンジメント教室に挑戦しました。
はじめに、日本人が花を飾るようになった歴史やその意味、日常の各行事にふさわしい花の種類や色合いについて講義していただきました。
その後、花の形や色、香りを感じながら一人一人がアレンジメントを行いました。完成したアレンジメントをお互いに鑑賞し、アレンジメントの楽しさや難しさ、それぞれ違った仕上がりになっていること等の感想を伝え合いました。
このフラワーアレンジメントは、3月3日の高等部卒業式でステージを彩る予定です。
【全学部】第30回点字練習会を行いました。
平成27年度から始まった点字練習会も、回を重ね、今年度、第30回を実施することができました。最初は点字使用者の実力アップを目的に実施していましたが、平成28年度からは、点字使用の有無を問わず、児童生徒、教職員、誰もが参加できる、全校をあげて点字に親しむ機会としています。
年3回、放課後に実施しています。今年度2学期から、勤務の関係で参加しづらかった寄宿舎指導員も別日程で参加できるようになりました。その結果、今年度はのべ112名の申し込み(うち児童生徒はのべ10名)があり、今年度の点字練習会昇級・認定者はのべ50名でした。
点字使用の児童は、「たくさんの先生たちが、こんなに点字を覚えようとしてくれていることがうれしい」と話していました。
※ 点字練習会は、点字盤でのメ書き2分間・50音書き2分間・転写2分間・聴写2分間の競技を行う会で、初参加の方や、昇級した方には、校内判定基準に基づき認定証を発行しています。
【高等部】送別会
2月4日(火)に高等部の送別会を行いました。卒業・修了する3年生に対し、たくさんの在校生や教員が余興を行いました。
余興では在校生が卒業生へのメッセージ、楽器・バンド演奏やゲームなどを行い、楽しむことができました。3年生からも楽器演奏や在校生へのメッセージ、3年間の思い出などを発表しました。
卒業・修了まであと少しとなりましが、学校生活を楽しんでもらいたいと思います。
【寄宿舎】寄宿舎での生活の様子②
寄宿舎では誕生日会や外食会を定期的に開催しています。
誕生日会では、寄宿舎生が司会を担当し、プレゼントを渡してもらったり、「おめでとう」をみんなから言ってもらったりと、ほのぼのした雰囲気の中で行っています。
外食会では駅前という立地を生かして、徒歩でレストランへ出かけています。公共の場所でのマナーやナイフとフォークを使用するテーブルマナーを勉強しています。普段の食事とは違う“特別”な感じを楽しんでいます。
【全校行事】移動博物館
群馬県立自然史博物館との共催で、12月4日(水)、5日(木)の2日間、移動博物館を開催しました。会場の大会議室には、化石や群馬の動物のはく製、様々な動物や人類の頭骨、アサリやウニのからだの構造が学べる模型など、約100点の展示品が並びました。
児童生徒は、様々な動物のはく製を触察・観察し、目のつき方、毛の触り心地、耳や足の形などを比較することができました。また、気になることや疑問に思ったことを話し合ったり、学芸員の方の話を聞いたり、想像を膨らませながら活動する様子が多く見られました。
ワークショップでは、アンモナイト・三葉虫・ビカリアの中から気に入ったものを1つ選び、石こうでレプリカを作りました。完成品は本物の化石とそっくりな形になり、驚いていました。
【中学部】JR高崎駅「声かけ・サポート運動」表彰式
12月9日(月)、JR高崎駅で感謝状をいただきました。
これは、JR東日本が推進する「声かけ・サポート運動」の一環として、高崎駅構内で流れる放送制作に協力したことによるものです。10月上旬に録音が行われ、10月末まで、高崎駅構内で本校中学部生徒の声が放送で流れました。
ポスター制作に協力した高崎市内の中学生とともに、高崎駅長様から感謝状をいただき、とても貴重な経験となりました。
高崎駅長様から、「社員ではなく、中学生の声でお客様同士の積極的な助け合いを呼びかけたのは初めて。誰もが相互に理解し合い、助け合える社会を築くために、これからも協力をお願いします。」と声をかけられ、元気よく返事をしていました。
【高等部軽音楽部】ぐんまインクルーシブフェスタ2024で演奏しました
12月6日(金)、群馬県庁で開催された「ぐんまインクルーシブフェスタ2024」におけるステージ発表で軽音楽部がバンド演奏をする機会に恵まれました。
ぐんまインクルーシブフェスタ2024(外部リンク)
部員3名とも、学校外での演奏は初めてということで、開始前は不安あり、緊張ありのステージでしたが、演奏前に司会のアンカンミンカンさんが軽妙なトークで緊張をほぐしてくれました。
演奏は教職員もサポートに入りながら4曲披露しました。うち3曲は、体育祭後の校内で演奏したときと同じ曲ですが、残り1曲はギターを弾く生徒が音楽に合わせて、ギターソロを披露しました。
一般のお客さんの前での演奏披露は、部員たちにとって今後の生活への大きな刺激になったことでしょう。
<セットリスト>
1. 第ゼロ感(10-FEET)
2. 紅蓮華(LiSA)
3. MAD QUALIA(HYDE)エレキギターによるソロ演奏
4. Paradise Has No Border(東京スカパラダイスオーケストラ)
1曲目、「第ゼロ感」
2曲目、「紅蓮華」
3曲目、「MAD QUALIA」エレキギターのソロ演奏
4曲目、「Paradise Has No Border」
【高等部普通科】お筝教室
12月3日(火)に、お箏教室が行われました。授業で練習した「さくらさくら」を発表し、講師の冨田先生から一人一人にきめ細かなアドバイスをいただき、技術の向上が見られました。
また、先生からは季節の曲など3曲を演奏していただき、その美しくダイナミックなお箏の響きに教室全体が包まれ、和楽器の魅力が改めて感じられました。最後に生徒からの質問や、先生の音楽に対する思いをお話いただき、生徒は貴重な学びの時間となりました。
生徒4人が講師の先生の演奏を聴きました。
講師の先生が、手を添えて弾き方を教えてくださいました。
アドバイスをもらって音が格段によくなりました。
生徒からお礼の品として、自作の点字付き名刺をお渡ししました。
【全校行事】唐澤剣也さんパリパラリンピック報告会
12月2日(月)に本校の卒業生である唐澤剣也さんとガイドランナーの小林光二さんが、パリパラリンピック報告会のために来校しました。唐澤さんからは、メダルを獲得するまでの経緯、頑張ったことや大変だったことなど様々な話を聞くことができました。小林さんからは、ガイドランナーという立場からの話を聞くことができ、選手だけではない大変さを知ることができました。
質疑応答で唐澤さんがおっしゃった「目標をもつことの大切さ」が、幼児児童生徒の心にとても響いている様子でした。
最後には、実際のメダルを触ることができ、みんなその重さにビックリしていました。次のロサンゼルスに向けて、今後も応援していきます!
この報告会の様子は、YouTubeの群馬テレビチャンネルからご覧いただけます。
【幼小学部】持久走大会
11月27日(水)体育の授業で、幼小学部持久走大会を行いました。
幼児児童が、それぞれ10m・800m・1000m・1200mの距離を走りました。
走り終わった後、晴れやかな素晴らしい子どもたちの顔をたくさん見ることができました。
【全校行事】第2回ミュージックシェアリング
11月21日(木)に、第2回NPO法人ミュージックシェアリング訪問プログラムが行われました。6月の弦楽四重奏に引き続き、今回は「笙(しょう)」「篳篥(ひちりき)」「龍笛(りゅうてき)」の3種類の楽器奏者3名による雅楽演奏会が催されました。
鑑賞だけでなく、「越天楽」では、一緒に歌いながら雅楽の響きを味わったり、実際に楽器に触れて、形や材質などを感じたりする体験もできました。力強く美しい音色や、曲の背景などの詳しいお話に、幼児児童生徒は充実した時間を過ごすことができました。
【全校行事】火災避難訓練
11月13日(水)に火災避難訓練を行いました。通報訓練、初期消火訓練、避難訓練、水消化器使用体験を行いました。
休み時間に非常ベルが鳴り、幼児児童生徒は1回目の火災発生の放送を聞いて避難に備え、2回目の放送で火災場所を知り避難を開始しました。落ち着いて行動できていたと消防署の方にほめていただきました。また、避難後は消防署の方に水消火器の使い方を教えてもらいました。各学部の代表者が実際に体験しました。大声で「火事だ~」と知らせた後、火(的)に向かって消火器の水を当てて消火することができました。消防車の見学と防火服も着させてもらい貴重な体験ができました。
【スポーツ部】関東地区盲学校陸上競技大会
11月16日(土)神奈川県平塚市のレモンガススタジアム平塚において、第53回関東地区盲学校陸上競技大会が行われました。本校から、スポーツ部の中学部生徒2名が参加しました。練習の成果を発揮し、2人とも自己記録を大きく更新することができました。
〈結果〉
中学部男子区分1
・1500m 記録7分17秒20 第2位
・立幅跳 記録1m43 第2位
中学部女子区分2
・100m 記録19秒63 第2位
・ソフトボール投げ 記録13m89 第2位
【スポーツ部】関東地区盲学校卓球大会
第41回関東地区盲学校卓球大会が、10月12日(土)に東京都立文京盲学校で開催されました。この大会には、スポーツ部に所属する中学部生徒1名、高等部専攻科生徒2名が参加しました。練習の成果を発揮し、手に汗握る接戦を繰り広げました。
〈結果〉
高等部男子の部 第4位
中学部女子の部 第2位
【紹介】ぐんまインクルーシブフェスタ2024における本校幼児児童生徒の活動について
12月6日(金)~10日(火)の期間、群馬県庁1階県民ホールにおいて行われる「ぐんまインクルーシブフェスタ2024 ~ちからあわせる190マンパワー~」において、以下の企画に本校幼児児童生徒が関わりますのでご紹介いたします。
詳細は下記のURLよりご確認ください。
https://www.pref.gunma.jp/page/668699.html(ぐんまインクルーシブフェスタ2024サイト)
1.ステージ発表:1F県民ホール南側
12月6日(金)12時~14時に行われるステージ発表において、高等部軽音楽部が演奏します。軽音楽部の演奏予定時刻は、13時30分~13時50分です。
2.ハートフルアート展(特別支援学校児童生徒作品展):1F県民ホール北側
12月6日(金)~10日(火) 10時~17時(最終日は14時まで)
本年で30周年を迎えました。
本校からは、幼稚部幼児から高等部普通科生徒までの図工・美術の作品が展示されます。
ハートフルアート展ちらし(リンク)
【小学部・中学部】フォレストリースクール
群馬県環境森林部森林局林政課の協力を得て、11月12日(火)午前に小学部・中学部でフォレストリースクールを行いました。当日は、学校近くの公園で、講師の方から身近な自然についての話を聞き、数種類の樹木を触って違いを確認しました。自分の体を使って、樹木の大きさや幹の太さ、表皮の様子を調べました。また、木の実を触り比べたり、拾った木の実や葉を使って「お弁当」作りをしたり、どんぐりゴマを回したりしました。児童生徒からは、「いろいろな触り心地があって楽しかった」「自然っていいなあ」「木の名前ってどうやってつけているのかな。」などの感想がありました。普段はなかなかできない体験をしながら、児童生徒たちは自然を楽しむことができました。
小学部の活動の様子
拾い集めた木の実等でお弁当づくり
「お弁当」を発表し合っているところ
中学部の活動の様子
木の表皮の違いを調べているところ
どんぐりゴマを回しているところ
【高等部普通科2年】広島・呉方面へ修学旅行に行って来ました
10月9日(水)から11日(金)まで2泊3日で広島・呉方面へ修学旅行に行ってきました。
1日目の広島では、原爆ドームや、平和記念資料館の見学を通して、平和について学びました。生徒たちは、音声ガイドや教師の説明に聴き入り、数々の遺品や資料から原爆の威力とむごさ、放射能の影響による苦しみや悲惨さに胸を締め付けられ、平和への思い、復興を遂げた広島のすごさを改めて強く感じることができました。
2日目の宮島では、世界文化遺産で日本三景にもなっている厳島神社の参拝や、広島銘菓のもみじ饅頭手焼き体験、宮島水族館の見学などを通して広島の地域や伝統文化を学んできました。晴れ渡る青空の下、約70年ぶりの大改修を終えて美しく浮かぶ朱色の鳥居と厳島神社の美しさに魅了され、たくさん写真を撮る生徒もいました。人間を怖がらず、のびのび行動している鹿に紙袋を食べられそうになる人が続出し、楽しい旅の思い出にもなりました。
3日目の呉では、生徒たちが楽しみにしていた戦艦大和が見られる大和ミュージアムと、てつのくじら館を見学しました。ハンズオンによるガイドをしてもらい、戦艦大和の模型に直接触れて大きさや構造を知ることができました。生徒たちは一つ一つの展示物に食い入るように見入り、興味が尽きず、時間が足りないくらいでした。
広島のお好み焼きや、牡蠣飯・穴子飯、もみじ饅頭など広島のおいしいものを舌で味わう体験もでき、充実した3日間を過ごすことができました。